北水会グループ運営の北水会記念病院

第一リハビリテーション室

入浴キット

病院にいながら、浴槽の跨ぎ動作などを練習することが可能です。L字手すり・横手すりは、設置場所の移動が可能です。この為、住宅改修が必要となった際にどの形態の手すりが、どの高さや場所に必要となるかを確認することができます。また、浴槽までの床の高さも変更が可能で、よりご自宅の浴室環境に近づけることが出来ます。

階段昇降キット

階段の昇り降りや段差の跨ぎ動作は、日常生活を送っていく中で非常に多く、階段昇降が出来ないと、日常生活に戻られた際に著しく生活範囲を狭めてしまう原因になります。この為、積極的な練習を筋力トレーニングと合わせて実施します。手すりの高さは変えることができ、患者様の身長に合わせて使用することが可能です。

エルゴメーター

筋持久力や心肺機能、自律神経機能の向上を目的に行ないます。走行速度や距離、消費カロリーを算出することができ、患者様の状態に合わせた負荷の設定が可能です。

エルゴライザー

エルゴメーターに背もたれが付いたタイプであり、腰部に対する負担が軽減でき、下肢に集中的なエクササイズが可能です。また、心臓と下肢の高さがほぼ同一であることから、心臓に対する負担も少なく運動を実施することが可能です。

レッドコード

運動器系疾患、神経系疾患に対する治療・エクササイズや、アスリートなどに用いられるファンクショナルトレーニングを可能にする機器です。
レッドコードを使用する際には、様々な付属品オプションを活用し、患者様・使用者に合わせたオーダーメイドの治療・エクササイズ・トレーニングを可能にします。

干渉波

2つの導子(身体に直接付ける電極)から異なる周波数の低周波電流を流し、体内で交差(干渉)させ、患部にその周波数の差に相当する低い干渉電流を発生させます。筋肉を収縮、弛緩させ、そのポンピング作用により筋肉をほぐし、血流を促進させて、痛み物質の除去を図ります。

超音波

患部にあてることで身体内の粒子がぶつかりあい、深部を加温できるところが特徴です。皮膚表面より、2~5cm深部の加温が可能です。主な作用として、上記に記載したホットパックの作用のほか、身体内の癒着の抑制、靱帯損傷後の機能回復、骨折後の骨癒合促進などがあります。また、人工関節に対しても使用が可能です。

ホットパック

患部を加温することで、痛みの軽減(慢性痛)や、浮腫・血液循環の改善、筋肉の緊張を抑制する効果があります。また、ストレッチング前に行う事で筋肉の柔軟性を向上させ、その効果をより増強させる効果があります。

アイシング

当院では主に、人工関節挿入後の患者様に使用します。患部を冷やすことで、炎症反応(腫脹、発赤、熱感、疼痛)を軽減できます。炎症が残存してしまうと、積極的なリハビリテーションを施すことが困難になります。その為、術後早期より患部を冷却し、積極的なリハビリテーションが施せる状態に近づけます。

作業テーブル

くぼんだ形をしている為、車椅子や座位での使用に適したリハビリテーション用の作業テーブルです。指先で細かい物を掴んで、特定の場所に置いたりする等、特に手の細かい動きの訓練の際に、作業療法器具と合わせて用いられる器材になります。大きさも様々で、数名で使用できる大規模なものもあります。

キッチン

車椅子や椅子による整容練習や調理練習に使用することができます。高さの調節が可能な為、自宅で使用する洗面台やキッチンの高さの評価、処方に使用できます。洗面ユニットにミニキッチン機能を採用していますので、お茶やコーヒーなどはもちろん、簡単な料理なども作ることができます。

ADL室

日本の生活様式では、和式の生活空間が多くあります。そのため当院では、和室の生活を想定したリハビリテーションを実施できる環境を設けています。布団やコタツ、テーブルなどが備えてあり、床上動作など治療台の上では行う事が出来ない、より日常生活に近づいたリハビリテーションを行うことが可能となります。

ST室

言語聴覚士(ST)が、ケガや病気、発達上の問題などが原因で見る・話す・聞く・書く・計算する等の機能が損なわれた人に対し、個室にて検査・訓練・指導・助言を行います。ST室は自分らしい生活を送れるようにサポートする部屋です。また、摂食・嚥下の問題にも専門的に対応します。