下腹部の違和感でお困りの方
変調に気づいたらひとりで悩まないで専門医に相談しましょう
骨盤臓器脱(POP)とは?
子宮・膀胱・直腸などの骨盤内の臓器が膣から下垂し、出てくる病気の総称です。以前は子宮脱、膀胱瘤、直腸瘤と呼ばれていました。
何が下がってくるの?
下がってくる臓器は膀胱が64%と一番多く、直腸が22%、子宮は14%と意外に少なくなっています。
骨盤臓器脱の原因
出産、閉経による女性ホルモンの低下(更年期)、肥満や便秘も骨盤臓器脱の原因になります。
骨盤臓器脱の検査方法
鎖膀胱造影検査、CT、MRI等を用いて行います。
骨盤臓器脱の治療方法
ホルモン療法:女性ホルモンを使用します。
膣内挿入器具(ペッサリー)(※1)
手術(TVM手術)による治療(唯一の根本的な治療です)
サポーター(フェミクション)(※2)
※1)膣内挿入器具(ペッサリー)
対症療法であり違和感、痛みを伴うことがあります。出血、感染などのリスクもあり、長期的な治療は難しいといえるでしょう。
ペッサリー療法
※2)サポーター(フェミクション)
下着状のサポーターと柔らかいクッションで下着感覚で身につけることができます。
クッション・ホルダー・サポーターの装着イメージ
(※実際の症例とは異なる場合がございます)