薬剤科では、患者様に安心して薬を使用していただくことを第一に、医師・看護師・リハビリテーションスタッフとの連携のもとチーム医療を推進しております。他職種間の連携が良いのも当院の特徴です。
当院では、内服・点滴調剤、病棟服薬指導業務以外にもTDM、包括医療に伴うジェネリック医薬品の選定など多岐に渡る業務を経験することができ、幅広い知識を身につけることができます。また、ICTとして褥瘡対策における知識提供、抗生剤使用状況の把握と正しい使用方法の助言、DI情報発信等の活動も行っております。
知識向上のための研修・勉強会への参加を推奨しており、卒後教育体制も充実しています。薬剤科では院内勉強会の主催も行っており、院内スタッフの啓蒙活動に努めています。
20代、30代の若手職員が多く、和気あいあいと助け合いながら働いています。
敷地内に認可保育所「スワン保育園」があり、薬剤科は夜勤もないため、子育て中の方にも働きやすい職場環境です。
定期薬や臨時薬の 調剤・配薬 |
患者様が毎日服用するお薬を患者様の服用状態に合わせて調剤しています。定期薬に関しては週1回、1週間分のお薬を服用ケースに配薬します。臨時薬はその都度配薬します。 |
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注射薬の調剤 ・払い出し |
注射薬を調剤し、払い出し(病棟へ届ける業務)をしています。ラベルを印字し、ひとりひとり患者様ごとに調剤しています。 |
麻薬調剤・管理 |
麻薬施用者が処方した麻薬処方箋のもと麻薬を調剤、払い出ししています。また、帳簿に記録し管理しています。 |
自己血・輸血管理 | 主に手術予定の患者様が予め採血した自己血を薬剤科で保管、帳簿に記録し管理しています。手術当日に病棟に払い出ししています。また、血液センターに発注した輸血も保管、帳簿に記録して管理しています。 |
血中TDMの計算 | 抗生剤等腎機能に影響される薬剤の適切な使用量を患者様のデータから計算し、提案しています。 |
持参薬管理 |
患者様が入院の際に持ち込んだ薬を薬剤科で整理し、残薬の日数や当院での在庫の有無、無い場合の代替薬等を記録し、管理します。 |
DI業務 |
院内全体に知らせなければならない事があった際に、DIニュースとして速やかに情報を発信しています。また、ドクターや看護師等からの質問に答えたり、薬に関する様々な情報を集めたりしています。 |
処方箋の疑義照会 ・他剤の提案 |
1日最大量を超えていたり、併用禁忌、配合不可な薬剤が処方されたりした際、疑義照会を行っています。併用禁忌な薬剤などがあった際は他剤を提案し、変更されるケースもあります。 |
薬剤管理指導業務 |
週1回患者様のもとに伺い、薬による副作用が出ていないか、薬をきちんと服用できているか等確認し、指導しています。 |
院内委員会 への参加 |
薬剤科では院内委員会のうち主に感染委員会、医療機器委員会、リスク委員会、医薬品安全管理委員会、接遇委員会、褥瘡委員会、栄養管理委員会の活動に参加しています。特に医薬品安全管理委員会では薬剤師が委員長を努め、患者様に安全に薬を使用していただくために月に1度委員会を開き薬の使用方法、管理方法、新規採用、採用削除などについて話し合います。 |
出勤・朝の準備 | スムーズに業務が開始できるように、9時前に出勤し準備を行っています。準備を入念にすることにより、残業を少なくするように工夫をしています。 | |
臨時薬調剤 | ||
定期内服薬業務 | 定期内服薬は土曜日から調剤し、水曜日までに監査を行い、金曜日に配薬しています。 | |
手術予定の外来患者面談 点滴調剤・払い出し |
手術予定の外来患者面談とは、泌尿器科の手術が決まっている患者様が外来にいらした時に内服している薬を把握するためのものです。アレルギーがないかなど、患者様と話をしながら確認し、手術当日に内服薬を中止するか継続するか決めていきます。 | |
昼休み | ||
定期内服薬業務 | ||
薬剤管理指導業務 | 薬剤管理指導業務とは、主に整形外科と泌尿器科の手術患者様に対して行っています。副作用がないか、入院や手術後の副作用(頻尿・不眠・便秘など)の訴えがないか、患者様のもとに伺って確認し、訴えがあった際は患者様の訴えに合った薬を提案し、ドクターに相談しています。 | |
点滴調剤・払い出し | ||
薬剤管理指導業務 | ||
帰宅 | 当院の薬剤科は夜勤がありません。 |
※上記は例ですので時期により業務内容に変更があることがあります。
きっかけとなったのは中学1年生の時の担任の先生の言葉でした。もともと私は理科の実験のようなものが好きでしたがそれを知っていた先生が「お前は薬剤師にむいているなぁ。」と言ってくれたのが始まりです。また、仲の良い友人が将来看護師になると決めていたので二人で薬剤師と看護師になろうと約束し、薬剤師を目指し始めました。
もともとは調剤薬局で働いていましたが病院での業務にも興味がありました。両親の転居をきっかけに水戸市での病院勤務を探していたところ当院と巡り合えました。
一番印象に残っていることは東日本大震災が起こった時です。電気や水道、あらゆるものが使えませんでしたが他職種の人と協力して困難を乗り越えたことです。
職場の雰囲気は良いと思います。職種に関係なく話しやすく医療に関すること等様々な相談ができます。ドクターや看護師、薬剤師の垣根を越えて話し合いができ、様々な情報や知識を得ることができます。また仕事以外でもプライベートで仲が良かったり、花火鑑賞会や忘年会等様々な行事を通じて一緒に楽しんだりします。
やはり一番の喜びは患者様に感謝された時ですね。退院時などに患者様から「ありがとう」と笑顔で声をかけられると嬉しくなります。
保育園が敷地内にあるので、お子さんのいる方も安心して働ける環境だと思います。それと住宅手当もあるので一人暮らしをする方にもありがたいと思います。
今後は患者様とより多く関わっていけるようになりたいです。患者様の相談や悩みを今まで以上に聞けるようになり、患者様の訴えにあった薬をドクターとともに相談し、決められるようになれたらと思います。特に薬剤管理指導業務に力をいれていきたいと思います。
病院勤務未経験の方でも、私たちがマンツーマンでしっかり指導、そしてサポートしていきます。ぜひ一度、見学にいらしてください。